ボルボが2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞
今年の日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下:COTY)はボルボ「XC40」が受賞、ボルボは2年連続受賞の”快挙”だそうです。
COTYに関する車メディアのサイトの記事を読むと、
「日本車が負けた理由」だの
「クルマ好きの間ではジワジワ日本車離れが進んでいる」
だの、ということです。
あるメディアサイトのコメント欄では
「(辞退していなければ)フォレスターが1位、ジムニーが2位」
などと。
日本国内の賞なのに日本市場を考えられていない車がエントリーされるのはおかしい
”生活車”を考える筆者は、もはやCOTYに興味はほとんどありません。
勝手にやれば、とも思いますが、少なからず日本の車生活に影響を与える賞がこんなことをやっているとなると、批判の一つもしたくなります。
”車マニア”がよってたかって”イイ車”を選ぶ、それは別にいいんじゃないでしょうか。
しかし所詮”車マニア”。
日本の車生活事情、生活者の観点がすっぽり抜けているかと。
3ナンバーの車なんか都市部じゃあもう乗りにくくてしょうがないのです。
日本人の多くが暮らす狭い住宅街、デカい車なんかジャマなのです。
それなのに、今回のCOTYではエントリー車は3ナンバー車ばかりがもてはやされています。
車ってのはデカく作れば走行性能をよくできてアタリマエなのです。
当たり前ですが車内も広くなり、ユーティリティもよく作られているように見えます。
しかし、日本メーカーは5ナンバーとか軽とか、限られた寸法でできるだけ良いクルマを作ろうとしてきました。
COTYが日本の賞ならば、そういう日本特有の事情をもっと加味すべきなのでは。
おそらくボルボだって、5ナンバーサイズという制限を付けられたらロクなクルマ作りはできないでしょう。
高得票を得たというカローラスポーツだって、なぜ5ナンバーサイズに収めることができなかったのか?
COTY辞退もメーカーの体裁のためにしかたがないこと
スバルとスズキがCOTYを辞退しましたが、辞退しようが関係なく審査したら、という意見もあります。
しかしメーカーにとっては”辞退”しないと会社としての社会的体裁が良くないのです。
”車マニア”連中はそのあたりの事情もわからないようです。
車マニアがお祭りをやるのは勝手だが・・・
COTYについて批判するのは、”流行語大賞”とか”M-1”の審査結果について批判するのに似ています。
ほぼ意味がないこと。
車マニアが勝手に選んでいることだから。
しかしCOTYは日本の車事情に少なからず影響を与えます。
これ以上、日本の道路状況を無視した邪魔なクルマが街中に増えるのは一般”生活者”の立場からはどうかと思います。
せめて、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の”日本”を取っ払ってほしいです。
「車マニア・カー・オブ・ザ・イヤー」と名前を変えてもらいたいです。
そうすれば、輸入車だろうがボルボだろうが、スバルや三菱のように工業製品として問題があるメーカーだろうが、賞を授与するのは勝手。
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