2018/11/07

中古車は年式と走行距離どちらを優先?あと何年乗れるかを考えるのがコツ

中古車の年式や走行距離による選び方

車を何台も乗り継いだ人にとっても中古車選びは難しいものです。


中古車選びのある程度のコツが書かれたコラムを見つけました。

『「年式」or「走行距離」中古車選びはどちらを優先するのが正解か?』

このコラムの筆者の主観によると、「経年で劣化するよりも走行によって劣化するほうがはるかに大きい」という”経験則”だそうです。


つまり、低走行距離の個体を狙いたいところであると。
ただし、年式のわりにあまりに低走行である車もアブナイらしいです。


確かに、車体の部品は走行によってヘタっていきます。
だから低走行距離の車の方が部品のヘタりが少ないと。


しかし、乗らずに”放置”していてもヘタっていく部品もあります。
可動部品はあまりに動かしていないと動きが渋くなったりもします。


また、年式のわりにあまりに低走行距離であったならば、一回の走行距離が短かった車で、”シビアコンディション”であったとも考えられます。
短距離走行は"シビアコンディション"、早めのオイル交換



中古車の年式と走行距離のある程度の目安

あくまで”ざっくり”なのですが、走行距離の目安は、1年で1万キロ、です。

ですから、3年落ちで8万キロという車はかなり走りこんでいた”シビアコンディション”の車ですし、5年落ちで2万キロなどという車は普段は短距離走行が多くシビアコンディションに近かったのでは、と考えられます。



その中古車はあと何年乗れるかを考える

走行距離や車両の状態が良かったとして、もう一つ考えなければならないのはその車に「あと何年乗れるか」です。

車の耐久性の一つの節目は”10年10万キロ”です。

10年、あるいは10万キロを超えると交換しなければならない部品が出てきます。
もちろんその費用は自分で負担しなければなりません。


自分の年間走行距離はどのくらいかを考えてみましょう。

5年落ちで走行距離5万キロの中古車があったとします。

自分の年間走行距離が1年1万キロだったとすると、その中古車はあと5年は大きな部品交換なしで乗ることができます。


もし年間走行距離が1年5千キロだったとしても、あと5年でその車の10年目を迎えてしまうので、乗れるのはあと5年が目安です。


もし年間走行距離が1年2万キロだったとすると、その中古車は2年半で節目を迎えてしまいます。


以上のように考えれば、年式を走行距離のどちらを優先して選ぶかが分かりやすいかと思います。


もちろん、10万キロを超えたとしてもきちんと作られたクルマならばまだまだ乗れます。

好きな車種なのであれば、10万キロ到達時のメンテナンス費用を負担してでも乗り続けるかどうかを考えてみてもいいでしょう。

ただし、車種によっては10万キロまでいかなくとも故障が多発することもあります。
以下を参考にしてみてください。
故障が多い車メーカー、少ないメーカー、はあります



結局は整備履歴と販売店の”信用度”

ネット上では中古車選びのコツについていろいろなことが書かれています。

エンジンルームを覗いて・・・とか、タイヤの減り具合が・・・とか、かなり専門的なマニアックなことも書かれています。

しかし我々素人はそこまで詳しく見て判断するのは難しいです。

ですから結局は、その中古車販売店が「信用できるかできないか」になります。

販売店の信用度の一つの目安は、売っている中古車の整備履歴をつかんでいるかいないか、です。

それは尋ねてみればすぐに分かります。


前述したシビアコンディションであった車であっても短距離走行の車であれば、定期的にきちんとオイル交換などの整備をしていたならば、程度は良いと考えられます。

どうしても不安であれば、やはりディーラーに並んでいる中古車か、メーカー系列の販売店からの購入を考えるのがよいと思います。

相場よりは少し高めになってしまいますが・・・

”相場”はこういったところで見積もりを取ってみるとよいでしょう。



"認定中古車"は新車に比べてお得か?1年あたりの車両価格を考えるのがコツ

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