車マニアの人の「運転が楽しい」とは
運転が楽しいクルマとはどんなものだろう、とふと考えてしまいました。
「運転が楽しい」というと、”車マニア”の人がぞろぞろ出てきます。
そして言うのです。
「人馬一体感」
「車の挙動が伝わってくる」
「マニュアルシフトによるダイレクト感」
「箱根のターンパイクのようなところのコーナーをせめる」
「パワーを使い切るのも楽しい」
「クセがある車をそのクセを理解して乗りこなす」
「ハイブリッド車は運転が楽しくない」
・・・等々。
”生活車”での「運転が楽しい」とは
”車マニア”の人のいうことも分からないではありません。
要するにスポーツタイプのオートバイに乗っているような感覚が欲しいのでしょう。
しかし、車の挙動が分かりやすいとか、足回りがしっかりしている、なんてのは、現代の良くできた車ならばアタリマエのことです。
でも、”良くできていない”車も少なくないことには注意しなければなりませんが・・・
”生活車”、すなわち日々の生活における実用車において「運転が楽しい」とは、主に「街中を走って楽しい」クルマでしょう。
生活車においては街中を走る割合が高いからです。
車マニアの「運転が楽しい」とは、主に、他に車がいないド田舎を走ることが前提になっていることが多いです。
「街中を走って楽しい」クルマとは
街中では”コーナーを攻める”なんてことはありません。
主に他車との距離を測りながら走ります。
寄ったお店では駐車スペースを探して、周りの車や歩行者にも注意して駐車します。
これらの”走り”が楽しいクルマとは、
・視界が広い
・車体の見切りがよい
クルマです。
駐車がラクかどうかも、生活車では「運転が楽しい」クルマの大きな要素になります。
筆者は代車でN-BOXに何度か乗りましたが、”意外に”運転が楽しいクルマでした。
視界が広く、自車の大きさもつかみやすいです。
着座位置がちょっと高すぎかな、とは思いましたが、それでも車体近くの死角は広くはありません。
また、筆者は現在N-ONEに乗っていますが、前車のフィット(2代め)よりも「運転が楽しい」と感じています。
その原因はやはり”視界”です。
N-ONEの方がフィットよりも視界は広いです。
フィットの運転しにくさの主な原因は、フロントのピラーによる死角です。
フィットの前に乗っていた初代CR-Vも、大きさのわりに取り回しがしやすく、四角い車体のために見切りもよく、運転が楽しいものでした。
このように考えると、”生活車”において「運転が楽しい」クルマは軽自動車が中心になってしまいます。
コンパクトカーは視界が悪いものも少なくなく、街中での運転は苦痛でしょう。
(参考記事)
しかしながら、軽自動車で実用性を求めるとどうしても”ハイトワゴン系”になってしまいます。
そうすると、高速道路を走りにくいとか、郊外の道路を少し速いペースで走るときに走りにくい、など不安もあるでしょう。
でも、最近の軽ハイトワゴンもなかなかよくできています。
(参考記事)
もちろん、ミニバンと呼ばれる車種でも街中での運転が楽しい車種があるでしょう。
試乗する際にお店の駐車場を一周してみて駐車スペースに駐車するのがラクかどうかでも、「運転が楽しい」かどうかはある程度判断できると思います。
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