2019/06/25

車のバッテリーにとってアイドリングストップが「悪の元凶」!?

車のバッテリーの寿命が短く、価格も高くなっている

昨今のクルマのバッテリーの寿命が短くなっており、しかもバッテリーの価格が高くなっているというコラムがありました。

【アイドリングストップが悪の元凶!?】知らなきゃ損する現代バッテリー事情 | 自動車情報誌「ベストカー」

バッテリーの寿命が短くなっているのは、主に”アイドリングストップ”のせいです。

上記コラムではアイドリングストップが”悪の元凶”とすら言っています。




アイドリングストップからのエンジン再始動はバッテリーに大きな負担をかけます。


筆者は時々バッテリーの電圧を以下で紹介している電圧計でチェックしています。

車のバッテリー電圧チェックは簡単!安物チェッカーでも充分

エンジンをかけていないときのバッテリー電圧は12.5Vくらいなのですが、エンジンをかけるためにセルモーターが回ると、バッテリーの電圧は11V台まで下がります。

エンジンの始動はかなりの電気をバッテリーから取り出しているのです。


市街地などを走行していてしょっちゅうアイドリングストップをしていると、頻発するエンジンの再始動でバッテリーの”消耗”が早くなるのは容易に想像できます。


しかも、こういったバッテリーの酷使に対応するために、”エコカー”専用のバッテリーは高価になってしまっています。



アイドリングストップではバッテリー価格の元は取れない

昔、アイドリングストップ車がオプションで付き始めたころ、アイドリングストップのオプション価格はアイドリングストップによるガソリン代節約で元が取れるかを計算したコラムがありました。

これによると、全く元が取れないものでした。

アイドリングストップ車は選ぶべきではないという結論でした。


昨今はアイドリングストップが付いていない車を探す方が難しくなっています。

しかし、アイドリングストップでガソリンをわずかに節約できたとしても、バッテリーは18カ月しか持ちません。
(18か月または3万キロがメーカー保証値)

しかもアイドリングストップ対応のバッテリーは高価です。


アイドリングストップを頻繁に使うと、車の維持費は反って高くつくのです。



バッテリーを酷使する電動スライドドアにも注意!

大昔の車では、パワーウインドウすら付いていない車ではバッテリーが10年もった、という話も聞きました。

一方、電動スライドシートやパワースライドドア、カーナビ等、電動品が満載の車ではバッテリーは1年程度しかもたなかったそうです。


アイドリングストップ以外でも電装品でバッテリーは酷使されるのです。


特に軽自動車で電動スライドドアが付いている場合は注意が必要です。

重いスライドドアを動かすためにはそれなりの電力を消費しています。

そしてしかも軽自動車のバッテリーは小さいです。

電動スライドドアをしょっちゅう使っており、しかもアイドリングストップを日常的に使用している場合、ある日突然バッテリーが上がってしまった、なんてことは十分に考えられます。









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