2018/11/04

車のインプレッション記事には盲点がある

インプレッション記事には重要なことが書かれていない

ホンダはそんなにCR-Vを売りたいのでしょうか(売りたいんでしょうけど)、同じ筆者が違う媒体にCR-Vのインプレッション記事を書いています。

それぞれの媒体がホンダに依頼されたのでしょうなあ。(推測)
女性ライターに女性目線で書いてもらってくれとか言って。(推測)
典型的な”提灯記事”です。

以前はトヨタの車で多数の提灯記事があったのですが・・・やっぱりホンダも提灯記事連発に堕ちたか・・・



同じ筆者が書いたのだから当然同じようなことしか書かれていませんが・・・
エンジンパワー、乗り心地、SUV特有の使い勝手、といったあたり。

宣伝記事なので当たり前ですが、とても魅力的なクルマに見えます。


しかし、このCR-Vの記事に限らないのですが、重要なことが書かれていません。

それは普段使いの観点での話。


クルマというのはキャンプへ行くときに郊外の道路を走るだけではありません。

キャンプ等ドライブ旅行へ行くときであっても、まず、家の駐車場から車を出し、狭い住宅街の道路を走り、そして市街地を抜けなければなりません。その市街地は渋滞しているかもしれません。

長距離ドライブだと途中でコンビニに寄ったりレストランに寄ったりして何度も駐車します。


そうしてやっと、快適に走行できる郊外の道路へ出ます。


キャンプ地や温泉地によってはすごい田舎にあったりして、アクセス道路がものすごく狭い場合も多々あります。


そして帰りは疲れた身体でこれらの走行を再度しなければなりません。


・・・これらの走行がしやすいかどうか、ということが書かれた車のインプレッション記事はとても少ないです。


CR-Vは車体の大きさからこれらの走行はかなり苦手なはずです。

初代CR-Vは私も乗っていたのですが、スクエアな外形のため3ナンバーでありながら車両感覚がつかみやすく、狭いところでも運転しやすいものでした。

現行CR-Vは狭い・混んでいるところ・駐車場ではすごく難儀するでしょう。
車両感覚がつかみにくそうな外形ですし。

CR-Vは初代が最も出来が良いクルマでした・・・
やはり、フロントマスクのデザインが細長い目になっている時代のホンダは”ダメ”ですな・・・



インプレッション記事で書かれていないことは”試乗”でチェックするしかない

閑話休題。

CR-Vは狭いところの取り回しがよくないので、あえて上記のインプレッション記事では触れていないのでしょう。

インプレッション記事で”触れていない”ところは”悪いところ”です。
このブログの過去記事も参照してみてください。



しかしながら、このCR-Vに限らず、狭くて見通しが悪い住宅街での走行や駐車のしやすさなどについて書かれているインプレッション記事はほとんどありません。

狭いところの走行が得意そうな軽自動車であってもです。


ですから、車選びの際の試乗は、あえてごちゃごちゃしたところを走ったり駐車したりしてみるべきです。

私も車を試乗する際は必ず、バックでの駐車をしてみます。


ホンダの海外展開モデルなんかだと郊外の道路での走行性能がいいのは当たり前です。
(他のメーカーはわかりませんが・・・)

しかしクルマはよっぽどの田舎に住んでいない限り、狭いところを走行することがほとんどです。

いいことしか書かれていないインプレッション記事を鵜呑みにせず、”取り回し”を試乗で入念にチェックしないと後悔することになるでしょう。



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