パーキングブレーキをかけない人が増えている?
なんだか最近、”パーキングブレーキ”を使わない人が増えているような気がします。
ATセレクトレバーを「P」レンジに入れれば車は動かないので、Pレンジにしただけでパーキングブレーキをかけていないのです。
これはたぶん、ディーラーなどに点検などで車を預けて、それを引き渡されるときにパーキングブレーキをかけていない状態で置かれていることも関係しているかもしれません。
ディーラーなどでお客の車にパーキングブレーキをかけていないのは、パーキングブレーキのワイヤーが伸びてしまうことに気を遣っているのでしょう。
パーキングブレーキのワイヤーは使っているとだんだん伸びていきます。
ディーラーではワイヤーを伸ばしたくないという気遣いでしょう。
しかし、ユーザー側は駐車時は必ずパーキングブレーキを使うべきです。
パーキングブレーキを使わない駐車は危険!
ATセレクトレバーをPレンジに入れただけの駐車は大変危険です。
Pレンジというのは、”一応”、ギアが動かないようにストッパーを噛ませているだけで、車両を固定する能力はないのです。
ギアに噛ませているストッパーはちょっとした衝撃で外れてしまいます。
乗り降りで車に前後の力がかかっただけで外れることもあるでしょう。
ストッパーが外れるとその車両は動きやすくなります。
僅かでも坂になっているところでは、車が動いてしまうでしょう。
車が勝手に動いて他の車にぶつかったり人にぶつかったりしたら大変です。
駐車時は必ずパーキングブレーキをしっかりとかけましょう!!
なお、寒冷地での冬場では、パーキングブレーキのワイヤーが凍り付いてしまうことがあるため、寒いときにはパーキングブレーキをかけない、ということも行なわれているようです。
しかし、氷点下数度程度の寒さであれば、仮にパーキングブレーキのワイヤーが凍り付いたとしても、エンジンをかけて車が温まればすぐに融けます。
寒冷地であっても多少の寒さであればパーキングブレーキはかけておきましょう。
パーキングブレーキのワイヤーが伸びてしまっても、ディーラー等ですぐに調整してもらえます。
故障とか消耗ではないので、パーキングブレーキのワイヤーには気を遣わずに、駐車時はパーキングブレーキを使いましょう、必ず!
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