2019/03/24

ハイブリッド車で「元が取れる」距離が短くなっている?

ハイブリッド車の価格はガソリン代節約で取り戻せるか?

ハイブリッド車はガソリン車に比べて燃費が良く、ガソリン代が節約できそうだからハイブリッド車を選択しようとしている人は多いのではないでしょうか?

しかしハイブリッド車はガソリン車に比べて高価です。

ガソリン車との差額は燃費の良さによるガソリン代節約で取り戻せるものなのでしょうか?



本ブログで昔考察したところによると、ハイブリッド車の価格を燃料代節約で元を取るには、十数万キロ走らなければならない、との結果でした。

最近の状況で「ハイブリッド車で元が取れるか」の計算をした記事がありました。

10年10万kmならお得?? 究極の損得勘定をせよ ハイブリッドで「元を取る」は無謀なのか? | 自動車情報誌「ベストカー」



ハイブリッド車で元が取れる走行距離は短くなっている?

昨今は大抵の車種にハイブリッドの設定があり、またハイブリッド車とガソリン車との価格差が縮まっているので状況が変わっているようです。

上記で紹介した記事ではハイブリッド車で元が取れる走行距離は
C-HRが約3.9万キロ、スバルXVが約5.5万キロ、
と意外に短くなっています。

ただし、C-HRのガソリン車は昨今のクルマにしては燃費が悪いことも考慮した方がよいでしょう。

また、C-HRもXVも「買ってはいけない」車、メーカーですから、直接的な参考にはしづらいでしょう。




カテゴリー的には最も燃費が良い”コンパクトカー”では、やはり「元が取れる」走行距離は十万キロ超と長くなるようです。



本当に「エコ」を考えているのならば・・・

ガソリン車よりもハイブリッド車の方が燃費が良いことは確かです。

そして一般的には、2Lクラスの大きな車ほどハイブリッド車で元が取れる走行距離が短くなります。

しかし、じゃあやはりハイブリッド車の方が”エコ”なんだろう、という考え方はちょっと違います。


本当に”エコ”を最優先に考えている人は燃費が悪く資源も多く使っている2Lクラスの車なんか買わないはずです。

必要最小限のコンパクトカーを買うでしょう。
それが最も資源使用量も少なく燃費もよく、”エコ”なのです。


最も”エコ”になるのは、
走行距離十万キロ未満で乗り換えるかもしれないならばコンパクトカーのガソリン車、
二十万キロ近く乗り続けるのであれば、コンパクトカーのハイブリッド車、
です。


1.5~2Lエンジンのハイブリッドシステムを全否定するつもりはありません。

ハイブリッドシステムは”電気ターボ”として捉えれば面白いのではないでしょうか?






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