2018/11/21

ゴーン氏逮捕で我々一般庶民は日産の車は売りか買いか?

我々一般庶民の興味は日産の”クルマ”を買っていいのか?である

日産のゴーン氏の逮捕は、経済界のみならず日仏関係においても衝撃的なニュースです。

しかし、我々一般庶民の興味は経済界がどうなるかよりも、これからの日産の商品、すなわち”クルマ”がどうなるかです。

日産の株を持っている人が「嫌気がさしたので手放そうと思っている」なんて言っているのがありましたが、一般人の興味はそこではありません。

一般庶民にとって重要なのは”目先の買い物問題”で、それを解説した記事はまだ見かけません。



まあ、結論から言いますと、日産を応援したい人は日産の車を買えばいいですし、日産に嫌気がさした人は日産の車を持っていたならば売り飛ばしてしまえばいいのです。
身もふたもない、安易な結論ではありますが・・・



ゴーン氏の逮捕劇には二つの見方がある

いろいろなニュース解説を読んでみると、ゴーン氏の逮捕劇には二つの見方があります。

まず最初に出てきていたのは、”内部告発”。

ゴーン氏の不正を調査して告発した、というもの。


もう一つ、ニュース解説でよく言われているのは、”クーデター的”なもの。

クーデターは日産の社長も否定していますし、ほとんどのニュース解説でも”クーデター”とはしていませんので、ここでは”クーデター的”と表現します。

クーデター的なものとするならば、これがまたいくつかの見方があるらしく。


単なる強権的独裁者に対する反発、という見方もできます。
そのところに不正蓄財をつかんで告発まで持っていったと。

一方、さらに見方を広げると、仏ルノーとの関係見直しのためのゴーン氏追い出し、というものもあります。

日産はルノーの援助で経営を立て直した面があるのですが、近年はルノーの方が日産のお荷物になっているという見方があります。

そのため、ルノーとの関係を見直すためにゴーン氏を追い出す、という観測です。



会社の”自浄能力”か、内紛外紛か

もし、単なる内部告発であるならば、それは、
「たとえ会長であろうとも不正は許すまじ」
という会社の”自浄能力”が強く働いた結果です。

もし、強権的独裁者の追い出し、クーデター的なものが目的だったならば、単なる”内紛”です。

もし、ルノーとの関係見直しのためのゴーン氏追い出しであれば、それは”外紛”の一環です。

自浄能力であればいいのですが、内紛外紛はただの会社組織のゴタゴタです。

どう見るかによって、日産という会社自体への見方が変わります。



結局日産車は”買い”か”売り飛ばし”か?

日産の検査不正問題は、過度なコストカットが遠因であったという見方があります。

ゴーン氏退任によって過度なコストカットが改められて、品質が今より向上するかもしれません。

一方、会社組織のゴタゴタの結果であったならば、経営が落ち着くまでは数年単位でかかるでしょう。
その影響は現場へも波及し、その間は品質も安定しないでしょう。


というわけで、日産車を買うならば1年間くらいは様子を見た方がよいのではないでしょうか。

日産車をすでに持っている人は、それを手放すかどうかはもはや”感情論”です。

感情的にフラットであるならば、もしその車の故障がほとんど無ければ乗り続けるのがよいでしょうし、故障が多い個体であったならば今のうちに売ってしまうべきでしょう。


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