2018/11/17

日本市場あってこその”ホンダ”ではないのか

ホンダは日本市場を軽視しているのか?

変わり果ててしまっているホンダについてのコラム。


私が現在のホンダに関する違和感は、世間の人や自動車評論家も感じていたようです。


最近のホンダ車はデカい、です。

フィットですら初代に比べるとデカくなってきています。

特に激しいのはシビック。
昔はいいクルマだった・・・

CR-Vも初代に乗っていた者からするともう、酷すぎて見る影もないです。

大々的に発表して多くの提灯記事を書かせている車種は、日本の道路事情には合わないデカいクルマばっかり。

そりゃあ、”反ホンダ感情”が噴出しますわな・・・



他メーカーに引きずられた時のホンダは失敗する

ボディサイズがデカくなってきたことの原因として、北米市場で競合するドイツ車のサイズが大きくなっていることが、冒頭で紹介したコラム中では述べられています。

衝突安全性の観点からもどんどん大きくなっていったと。


しかし、日本車の良いところは”コンパクト”でも中身が広いこと。


デザインや走りを工夫して何とかならなかったのか、とも思います。
ドイツ車なんかに引きずられないで。


思うに、他メーカーに引きずられた時のホンダは失敗しています。

最初はハイブリッドシステム。

ホンダの最初のハイブリッドシステムは1モーター式でシンプルで良かったものでしたが、トヨタがいろいろと煽りました。
どーせモーターのみでの走行はできないんだろうとか何とか。

そこで3代目フィットに乗せられた「i-DCD」システム。
これがリコール頻発でエライことになっていました。

これはトヨタの「カタログ燃費至上主義」というおバカな煽りに乗ってしまったから、こんなひどいものを出してしまったのです。


で、現在は北米市場での車体大型化の煽りに乗ってしまっていると。



ホンダが成功しているのは一から作った時

ホンダが成功しているのは、コンセプトを一から、自ら作った時です。


少し前では初代フィット。
センタータンクレイアウトで独創的な車内空間を作り上げました。


直近ではN-BOX。
ハイトワゴン軽自動車を”再定義”したかのような出来でハイトワゴン軽自動車市場を席捲。

「ホンダが本気を出したら、その後にはペンペン草も生えない」と言われていました。



グローバルでは好調らしいが・・・

冒頭のコラムによると、グローバルでの業績は好調とのこと。


もしかすると、グローバルで好調だからこそ、国内ではいいクルマだけど利幅が薄いN-BOXのようなクルマを売っていられるのかもしれません。
販売店はきついでしょうが・・・


私は常々「フロントマスクが細長い目になっている時のホンダはダメ」と言ってきましたが、このデザインは大味でエグい外国人好みのデザインで、それを国内市場向け車にも適用しているのかもしれませんね。


しかし、日本車が海外で人気なのは「日本車だから」なのだと思います。
日本車特有の何らかが海外でもウケていると。


ホンダはマツダやスバルよりも日本市場を大事にしている、そうですが、海外市場に”引きずられている”感は否めません。

もっと国内に軸足を持ってこないと、そのうち逆に海外でも失速するのではないでしょうか?



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