雪道でスタックから抜け出せないプリウス
ある日のテニスレッスンの後、まったりしていたらコーチが二人、雪にはまって動けなくなった車の救出に出ていきました。
まー、若い男衆が二人も行って車押せばすぐに抜け出せるだろうと思っていたのですが。
いつまで経っても帰ってこないので行ってみると、車はプリウス。
これだけの人数がいてなんで抜け出せないの?
確かこの車はバックがモーター駆動のみなので、駆動用バッテリーでもあがったかい?と思いましたが、残量はまだまだありました。
しかしバックしようとしてもタイヤがうんともすんとも全く動かないのです。
その車の所有者も「あれ?どうして?」と。故障かな?とも。
ま、とにかくそのプリウスはバックができなくなっていたので、大の男数人がかりで前へ押し出しました。
なかなか抜け出せなかったわけはトラクションコントロール
家に帰ってから検索で調べてみると、プリウスは雪にはまると抜け出せないとの話はたくさん見つかりました。
その理由は、バックのときはモーター駆動のみですが、このときにモーター保護のために駆動輪が空転しないように制御されているそうです。
だから、雪にはまったところから抜け出すときにタイヤを空転させながら車を押して動かす、ということができないのです、バックの状態では。
タイヤを空転させない仕組みが付いている理由は、モーター保護の目的の他に、燃費や電費をよくするためでもあります。
“トラクションコントロール”とも言われます。
タイヤが空転するとエネルギーがムダになるので、通常走行時もタイヤがほんのわずかな空転もしないように精密に制御しています。
一方、他のハイブリッドカーではバックの時にタイヤを空転させない仕様になっているかを調べてみましたが、それは見つかりませんでした。
しかし、取扱説明書を読んでみるとトヨタの複数のハイブリッドカーで、
車が雪でスタックしたときは車の前後の雪を掘って、タイヤを“空転させないように”抜け出す、
となっていました。
でも、実際には雪国で雪に車がはまってしまったときは、タイヤを空転させずに抜け出すのはほぼ無理です。
雪国に生活している人ならば分かると思いますが・・・
だから、こういったハイブリッドカーは雪国で乗るのは避けた方がよいかと思われます。
ハイブリッドカーによっては“トラクションコントロール”をOFFにできるものもあります。
(プリウスの現行型はどうなっているかわかりませんが)
しかし、モーター駆動の状態でタイヤを空転させていると、駆動用バッテリーの蓄電量があっという間に無くなります。
ですから、ハイブリッドカーだけではなく、モーター駆動のみの電気自動車(EV)でも雪国で乗る場合はかなりの注意が必要になります。
できればやはりこの手のクルマは雪国で乗るのは避けた方がよいかと思われます。
雪道でスタックしたら抜け出せないからです。
スキーに出かけるもの避けた方がよいでしょう。
スタックから抜け出せず蓄電量だけが減っていく、ということも十分にありえます。
雪道でスタックしたら抜け出せないからです。
スキーに出かけるもの避けた方がよいでしょう。
スタックから抜け出せず蓄電量だけが減っていく、ということも十分にありえます。
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