2018/10/30

衝突被害軽減ブレーキは”自動ブレーキ”ではない

「衝突被害軽減ブレーキ」には不具合・誤動作がある!

衝突被害軽減ブレーキ、いわゆる自動ブレーキが付いた車が普及してきていますが、その不具合はいくらでもあると思われる記事。


まあ、ちょっと考えれば分かりそうなものなんですが、”衝突被害軽減ブレーキ”は結局は何がしかのセンサーに頼っています。

そのセンサーとはレーダーか光かカメラか。

逆光やら何やらと、センサーが上手く物体をとらえられないシチュエーションなんかいくらでもあります。

また、ブレーキの効きが悪い状況、例えば凍結路面や急な下り坂、では安全に停止できるわけがないです。

つまり、衝突被害軽減ブレーキが付いていても意味がないシチュエーションなんていくらでもあるということ。



上記のコラムでは紹介されていませんでしたが、
「右からバイクが追い越していった際に急ブレーキがかかった」
という事例も読んだことがあります。

つまり、”止まれない”ことの他に、意図しない急ブレーキがかかってしまって後ろから追突される可能性もあるのです。



自動ブレーキなんか付いていない!と思いこむこと!

冒頭で紹介したコラム中の事故例は、「いざという時は車が自動的にブレーキをかけてくれるだろう」とドライバーが思っていたことが原因です。

本当に”いざというとき”はドライバーが車の全挙動をコントロールしなければならないのです。

”衝突被害軽減ブレーキ”とは、ドライバーのうっかりミスをカバーしてくれる”こともある”程度に考えるべきです。



衝突被害軽減ブレーキに関する事故はメーカーの宣伝にも責任が

しかし、車メーカーのCMは衝突被害軽減ブレーキを”自動ブレーキ”であるかのように表現しているものが多いです。

衝突被害軽減ブレーキの不具合による事故、ではなく、ドライバーの油断とか”依存心”が事故の原因の本質です。

メーカーのCMはこれを助長しているのです。

メーカーは衝突被害軽減ブレーキのCMの在り方を考え直すべきでしょうし、メーカーの宣伝を鵜呑みにするようなドライバーはそもそもクルマを運転すべきではナイ、と考えます。




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