2018/08/05

スタッドレスタイヤを夏タイヤに使うとどうなる?使える?

スタッドレスタイヤは夏タイヤには本当は使うべきではない

スタッドレスタイヤは冬タイヤとして使えるのは、おおむね3シーズンから4シーズンくらいです。

その期間を過ぎたスタッドレスタイヤはどうしていますか?

法律的には、夏タイヤとしてのスリップサインが出るまでは夏タイヤとして使用できます。


しかし、スタッドレスタイヤを夏タイヤとして使うのには性能的、安全性に問題がないのでしょうか?



タイヤメーカーとしては、
「スタッドレスタイヤは夏タイヤよりもドライ性能が低いので交換してほしい」
とのことです。

ディーラーでも、スタッドレスタイヤを夏タイヤとして”履きつぶし”をしていると交換を勧められます。

実際、制動性能やコーナリング性能はスタッドレスタイヤの方が低いそうです。

でも、その性能差はスタッドレスタイヤとコスト重視のタイヤを比較するとそれほど大きくはない、とのこと。


つまり、スタッドレスタイヤを夏タイヤとして履きつぶすのは、普段コスト重視のタイヤを履いている車ならばOK、ということになります。


ある自動車評論家は、
「『タイヤだって使い切った方が環境にやさしい』と考えるなら、それでもよい、でも私は履き替えます」
とのこと。

つまり、スタッドレスタイヤを夏タイヤとして履きつぶすのは推奨はできないが、やってもよいということ。


私も古いスタッドレスタイヤを夏タイヤとして使うのはお勧めはできませんが、私自身はやっています。

私の場合、新車に装着されていた夏タイヤが限界になったらば、古いスタッドレスタイヤを夏タイヤとして使ってはいますが、それはお金がアレなので・・・

お金があるんだったらばドライ性能・ウェット性能の観点から絶対に夏タイヤと冬タイヤは使い分けるべきです。



冬場は乾燥路面でもスタッドレスタイヤが上

スタッドレスタイヤはいろいろな性能が確実に夏タイヤより落ちます。
ドライ路面でのグリップもウェット性能も。

だったら冬の乾燥路面でもスタッドレスタイヤは危ないのでは?という疑問が生じます。


しかし、以前読んだ話では、気温が7度以下ではスタッドレスタイヤの方が柔らかい、と。

いや7度以上でもスタッドレスタイヤの方が柔らかいのですが、夏タイヤは低温では硬くなってグリップが弱くなるのです。

だから、冬の乾燥路面でスタッドレスタイヤは無意味ではないのです。



夏タイヤとして使うつもりならば”排水性能”に注意

一方、少し前のスタッドレスタイヤは排水性能が悪かったものです。

アスファルトのわだちが水たまりになっているところでブレーキをかけたら、一瞬車がスーッと滑った・・・なんてこともありました。

現在もタイヤメーカーによってはそうなるしれませんが・・・

もしどうしてもスタッドレスタイヤを夏タイヤとして履きつぶしたいのであれば、スタッドレスタイヤを選定するときに”排水性能”を考慮して選ぶべきでしょう。










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