軽ハイトワゴンと言えばN-BOXで決まり、だと思っていたが・・・
日本で一番売れている軽自動車、N-BOX。
例えばこれ。
【試乗レポート】軽の枠を超えたしっかり感! 新型ホンダ N-BOXはボディがいい!
他にも高速道路もNAエンジンで走れるとか、その走行性能も特筆された記事も多くありました。
ただし、各軽ハイトワゴンはそのセッティングにより、一長一短があります。
それをよく表していたのがこの記事。
【N-BOX対タント対スペーシア】 「走り」で競う!! 軽ハイトワゴン大運動会 | 自動車情報誌「ベストカー」
筆者もN-BOXに代車で乗ったことはあるのですが、タイヤとお尻(着座高さ)が離れすぎている感があり、これが弱点かなと思っていました。
その他はエンジンパワーもあるし乗り心地もよいし、で、これといった弱点はないと思っていたのですが・・・
上記記事でも、峠道を走ってみると総合性能ではN-BOXが一番、と書かれています。
N-BOXの大きな弱点!?
しかし、現行型が発売されてしばらく経っているので、N-BOXの欠点を指摘する記事もそろそろ出ています。
「クルマの基本性能に懸念」としているのがこの記事。
長身でモテモテ...ホンダN-BOXに弱点は? : 深読み
読売オンラインの会員以外は読めなくなっているかもしれませんが、記事の概要を紹介すると、軽ハイトワゴンの紹介をダラダラとした後にN-BOXの懸念点を紹介。
その懸念点は、走行安定性。
低速で交差点を曲がるようなシチュエーションで”ふらつき”があると。
確かに、これまでのN-BOXの評価記事をいろいろ読んでみると、「乗り心地のためにサスペンションのバネレートを落とした」と紹介しているものもありました。
バネレートを落としたことによって生ずるカーブでのロールに対しては、リアスタビライザーを採用したと。
その懸念点は、走行安定性。
低速で交差点を曲がるようなシチュエーションで”ふらつき”があると。
確かに、これまでのN-BOXの評価記事をいろいろ読んでみると、「乗り心地のためにサスペンションのバネレートを落とした」と紹介しているものもありました。
バネレートを落としたことによって生ずるカーブでのロールに対しては、リアスタビライザーを採用したと。
しかし、スタビライザーなどはある程度の速度でコーナーを曲がる際に効果を発揮するもの。
交差点を曲がるような”極低速”では、サスペンションが柔らかいと”ふらつく”でしょう。
ホンダはどちらかというと高い速度域よりでの設計が多いらしいので、こういった極低速域では弱点が出てしまうのかもしれません。
いずれにしろ軽ハイトワゴンは車酔いしやすい
N-BOXに対して、スズキスペーシアはカーブを曲がる際にもふらつかないとしています。
軽自動車が最も多く使われるシチュエーションは街中走行。
N-BOXのように交差点を曲がる際に”ふらつき”を感じるようなクルマでは、車酔いを引き起こすでしょう。
しかし、だからといってサスペンションのセッティングを固めにすると、今度は細かい振動が乗員に伝わって、乗り心地が悪くなります。
そしてこの細かい振動でも”車酔い”が引き起こされます。
クルマの、特に軽ハイトワゴンの足回りのセッティングは一長一短なのです。
そして、どんなセッティングにしたとしても着座位置が異様に高い軽ハイトワゴンでは乗員の頭部が振られやすく、”車酔い”しやすいでしょう。
軽ハイトワゴンを選ぶ際には試乗をしっかりと
軽ハイトワゴンを選ぶ際にはしっかりと試乗をしてみてください。
ある程度スピードを出して曲がるコーナーから、極低速域で曲がる交差点、など、いろいろなシチュエーションでの”ふらつき”や乗り心地をチェックしてください。
ふらつきや乗り心地が自分や乗員にとって許容できるものかどうか、です。
車体の大きさ等が許容できるのであればひとクラス上のクルマを検討すべきなのかもしれません。
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