2019/02/06

雪国ではLEDヘッドライトにしてはいけない!

ヘッドライトのハロゲン、HID、LEDの特徴

少し前までは車のヘッドライトのバルブと言えば”ハロゲンバルブ”だったのですが、昨今はLEDヘッドライトを標準装備している新車も増えてきました。

LEDヘッドライトが普及してきた現在では、ハロゲンランプの特徴は寿命が短い、消費電力が大きいなどということになってしまいました。


(参考)
ヘッドライトの種類を徹底比較! ハロゲンやHIDをLEDにアップデートするメリットはあるのか

LEDヘッドライトバルブは寿命が長く、きちんと作られたものだと廃車まで無交換でいけます。
しかし”きちんと作られた”ものであることが前提です。粗悪品は放熱設計や周辺部品などが悪く、すぐに壊れます。

もし、ハロゲンバルブをLEDバルブに替えるならば、慎重に選定しなければなりません。

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夜間走行の割合が多い車だとLEDヘッドライトに替えるメリットはかなりありそうです。



雪国では絶対にLEDヘッドライトにしてはいけない!

しかし、雪国で乗る車であればLEDヘッドライトは不利です。

というか、絶対にハロゲンランプにすべきです。

理由は”発熱量”です。


雪国では当然雪が降ります。

夜間の降雪中に車を走らせることは珍しくありません。


そうなると、ヘッドライトカバーに雪が付着します。

LEDヘッドライトでは発熱量が少ないので、付着した雪が融けず、光量が少なくなります。

酷い場合は、前が全然見えないという事態に陥るでしょう。


筆者は昔、夜間の大雪の中を走行したことがありますが、ハロゲンヘッドライトだったのにもかかわらずヘッドライトカバーが次から次へと付着する雪で覆われてしまったことがありました。

発熱量が大きいハロゲンヘッドライトでも、付着した雪が融けるのが間に合わないことがあるのです。

発熱量が小さいLEDヘッドライトだと、少しの雪でも前が見えなくなってしまうでしょう。


降雪地帯ではLEDヘッドライトにしてはいけませんハロゲンにすべきです。

LEDヘッドライト用の”ヒーター”も開発されているようですが、大雪の際は多少のヒーターでは役に立たないでしょう。


もちろん、非降雪地帯の車だとLEDヘッドライトのメリットを余すところなく享受できます。

しかしその車でスキー場へ行く、などという場合は覚悟して行った方がよいかもしれません。


ハロゲンバルブは寿命が短い、などと言われていますが、純正品であれば十分長くもちます。

筆者はホンダ車を2台、10万キロ超で乗り継いだのですが、その間にハロゲンバルブが切れたのは1回しかありませんでした。

要は、メーカーによる純正バルブの選定です。
ハロゲンバルブにも長期間もつものとそうでないものがあるのです。









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