2018/11/01

後席の窓が小さい車はメーカーの”手抜き”の表れ

後席の窓が小さいことによるメリットなど何もない

クルマは時代が進むごとに窓、特にサイドウインドウがだんだん小さくなっているような気がします。


と思っていたところにこんなコラムがありました。



このコラム内で紹介されているメーカーの主張は、「『デザインと走り』に徹底的にこだわり、それを優先して開発した結果、ウィンドウが比較的小さくなりました」などと。

コラムの最初に出ているC-HRの写真を見ると、後席は護送車か?とすら思います。

トヨタの主張では、
「外から見られにくい」「守られているようで安心感がある」といった意見をもらっている、とのことですが、それは一部の好意的な意見を抜き出したものでしょう。

後席に乗った人は外がよく見えなくてドライブもさぞかしつまらないことでしょう。

クルマというのは隠れ小部屋なんかではないのです。
外から見えてしまうのは仕方がないのです。
クルマというのは走る危険な機械なのです。


後席の窓と言えどもドライバーにとっては重要な視界源です。
なんとかソナーだのバックカメラだの付いているに越したことはありませんが、最終的にはドライバーが目視で確認することが必要。

そのために窓はできるだけ大きくあるべきなのです。


目視で確認しないドライバーは、安全運行の義務を放棄していると言ってもよいでしょう。



後席の窓が小さいのはデザイナーと設計者の手抜きでしかない

後席の窓による視界も安全運転には必要なものですから、窓はできるだけ大きく設計しなければならないはずです。


後席の窓が大きくても側面衝突安全性を確保できるように設計者は設計しなければなりません。

それができないというのは設計上の”手抜き”です。


窓の下端ラインが持ち上がるようなデザインにしないと「スポーティーなイメージ」を表現できないというのは、単にデザイナーの能力が足りないか”手抜き”ではないのですか?

プロのデザイナーであれば窓が小さくなくてもスポーティーなイメージを表せるように工夫すべきではないのでしょうか?


窓を小さくしないと売れるデザインにならないということは、すなわちその車は”その程度のクルマ”、そうしないと売れない車、ということです。

後席の窓が小さい車は少なくとも運転初心者や運転が得意ではない人は絶対に選ぶべきではありません。

危険なだけです。

そんな車に乗っているならば高値が付く今のうちに売り飛ばすことをおすすめします・・・







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