大手キャリアの料金は高いのか安いのか
大手キャリアの携帯電話料金について別ブログで散々書いているのですが、まだまだ腹に据えかねるものがありまして、こちらでも書きますのだ。
さて、政府が大手キャリア3社に対しての料金値下げのコメントを出すと必ず、日本の携帯電話料金は諸外国に比べても決して高くはない、とか、いやキャリアの競争が公正に行われている国に比べるとかなり高い、などという両論が出てきます。
実際は、ユーザーが料金を”高い”と感じているならば、その理由はただ単に実際に料金が”高い”からなのです。
ユーザーが”高い”と感じることが多いのにはきちんとした理由があるのですが、それは後で述べます。
大手キャリアの料金が高いのは自業自得の面も
日本の携帯電話回線は高品質でそれを考えると料金は安いと言える、と発言した売国奴ソンもいましたが、その他にも大手キャリアはサービスやサポートが手厚いので、その費用分の料金が高くなる、ということもよく言われます。
しかし、サポートを手厚くしなければならないのは大手キャリアの”自業自得”なのです。
”そもそも”をよく考えてみていただきたい。
ユーザーサポートに手間がかかったりキャリアショップでの説明に時間がかかったりするのは、まず、料金体系が複雑だから。
支払う料金をできるだけ安くしたいので、客は粘るわけで。
もし、料金が安ければ、話はすぐに終わるはず、でしょ？
そしてユーザーサポートの費用が増したのはスマートフォンに移行してからと言われます。
ホント、そもそもをよく考えてみたい。
スマートフォンへの移行を無理やり進めた・勧めたのはダレ？
大手キャリアですわな。
スマートフォンが必要ない人にもスマートフォンを使わせようとしてきましたよね？
大手キャリアはITデバイスが苦手な年配者にも無理やり使わせようとしてきましたわな？
その結果、サポート費用も増すわけで。苦手な人にいろいろ説明しなければならないから。
つまり、ユーザーサポート費用が膨らんだのは大手キャリアの自業自得。
その自業自得のためになぜ我々が高い料金を払わなければならないのか？
通信料金を高いと感じるのは”詐欺”に遭っているから
ユーザーサポートや回線の品質を加味してもスマホの料金を高いと感じる人は多いはずです。
それは我々が詐欺に遭っているから、本能的に”高い”と感じとってしまっているのです。
どんな詐欺なのか。
そもそも、我々は”必要な”サービスに対して適正な対価を支払っている状態ならば、料金を”高い”と感じることはありません。
通信料金を”高い”と感じているのは、必要がないサービスを無理やり押し付けられてその対価を支払わされているからです。
必要がないサービスとは、高速通信。
一般利用者にとっては明らかにオーバースペックの回線の使用を押し付けています。
普段、メールとかLINE程度、画像を読み込む程度であっても、数百Mbpsなんて速度は必要ありません。
実質10Mbpsも出ていれば十分。
スマホを使っているとしても多くの人はテキストや画像ベースのやり取りしかしないでしょう。
特に月間通信量が3GBとかのプランを使っている人。
そんな人々に対しても、高速回線を使うことを押し付けて、その高速回線用の料金を押し付けています。
必要のないものを押し付けて金をむしり取るのは、押し売りか詐欺師のやり方。
ドコモであっても、回線をLTEにしたからといって値上げしてきました。
そんな高速回線にしてくれと誰が頼んだ？
動画を高画質で見たい、という人にはそれなりの高速回線用の負担をしてもらって、そうでない人には低速通信モードでそれに見合った安い料金にすべきではないのでしょうか？
総務省の検討会では”通信量”ばかりしか議論されず、”オーバースペック”の通信回線を押し付けていることを誰も指摘しないのが不思議でなりません。
役人や”識者”には”対価”という概念がないのですかね？
必要な人が必要なサービスを使ってその対価を支払うようにすればよいだけ
5G通信のための設備投資が必要、なんて言い訳も聞きたくありません。
現在の一般のスマートフォン利用者にとって5G通信なんて必要なのでしょうか？
5Gになると生活がより便利になる、なんて話もあるようですが、そういう回線を直接使う企業からだけその料金を徴収すればよいのです。
その企業は必要に応じて自社の商品やサービスにその回線費用を上乗せすればよいのです。
一介のスマートフォン利用者が直接負担すべき類のものでは決してありません。
何でもかんでも一介の利用者から詐欺師的に金をむしり取っているから大手キャリアは大儲けしているわけなのです。
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