2018/10/26

ハイブリッドカーはガソリン代で高い車両価格の元は取れるか?

ハイブリッド車で元が取れるかの計算方法

ハイブリッド車は同じ車種のガソリン車よりも30万円以上高いですね。

ハイブリッド車によるガソリン代の節約分で車両代が高い分の元が取れるかどうか。

ハイブリッド車とガソリン車のそれぞれの価格と燃費が分かれば簡単に計算できます。



まず、ハイブリッド車とガソリン車それぞれについて1kmあたりのガソリン代を計算します。

例えばカタログ燃費がガソリン車モデルが 25km/L、ガソリン価格が150円/L、ならば1km走行あたりのガソリン代は、

 1km / (25km/L) × (150円/L) = 6円

となります。

同様に、ハイブリッドモデルのカタログ燃費が 35km/L であったならば、ハイブリッド車の1km走行あたりのガソリン代は

 1km / (35km/L) × (150円/L) = 4.3円

ハイブリッド車は1km走行当たり 6円-4.3円 = 1.7円 ガソリン代が得であると計算できます。

ハイブリッド車とガソリン車の価格差が30万円だとすると、

 30万円 / (1.7円/km) = 17.6万km

だけ走れば、燃費の良さによってハイブリッド車の価格の高さの元が取れる、という計算になります。



ハイブリッド車とガソリン車の実質的な価格差に注意

こちらのコラムに、ハイブリッド車とガソリン車の”実質的な”価格差について書かれています。

「ハイブリッドのほうが損する車!? 買い得ガソリン車のススメ」

注意するのは、ハイブリッド車とガソリン車を比較する際に欲しい装備だけがついた価格で計算すること。

ハイブリッド車に必要のない装備が付いていてもそれが販売上外せないものであればそのままの価格で計算します。

そして”エコカー減税分”も計算に含めます。

さらに、定期点検費用も計算に含めてください。



ハイブリッド車はやはり「金持ちのオモチャ」

以上のように計算してみると、ンパクトカーでは20万km近く走らないとガソリン代では元は取れません。

これが大型ミニバンなど大排気量の車だと「元が取れる」走行距離は短くなっていきます。

上記コラム中の試算だと、”クラウン”では「4~5万kmでハイブリッドとノーマルエンジン車の価格差が埋まる」とされています。

しかしよく考えてみてください。

「ガソリン代を少しでも節約したい」と考えている人が”クラウン”とか大型ミニバンを買いますか?

買わないでしょう。
コンパクトカーを選ぶはずです。

コンパクトカークラスではハイブリッド車にしても、その価格の高さをガソリン代の安さで補うことはできません。10万キロ以上走ってやっとトントンになるくらいですから。

ハイブリッド車にしてガソリン代で得をできるのは、大きな車を買う人、すなわちお金持ちだけです。

すなわち、結局、ハイブリッド車は”お金持ちのオモチャ”でしかないのです。





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