2018/10/27

アイドリングストップは高価なバッテリーを消耗させる

アイドリングストップで燃費は向上するか

アイドリングストップで実際にどのくらい燃費が向上するかの実験を含んだコラムです。


このコラム中の実験によると10%くらい燃費が向上するとのことですが、ディーゼルエンジンなので、ガソリン車では変わるだろうとのこと。

しかし、”流れのいい市街地”で10%も変わるというのは、やはりアイドリングでガソリンを使いすぎなのではないでしょうか・・・

あと、こういう実験結果などで注意しなければならないのは、
エンジン再始動で消費した電力の再充電のエネルギーが含まれていない
ということです。


セルモーターを回すにはそれなりの電力を必要とします。

それによりバッテリーの蓄電量が減った分は当然、エンジンが発電機を回して充電します。

つまり、バッテリーの充電のためにガソリンが余計に使われるということです。

上記コラム中の実験のようなたった25kmでの走行では、アイドリングストップによる燃費の向上を議論するのはどうかと思います。



アイドリングストップはバッテリーの消耗が激しい

また、冒頭のコラム中では、
アイドリングストップ対応バッテリーは高価
であるとされています。

そして、バッテリーは使うと消耗します。当然。

アイドリングストップを使うということは、バッテリーの放電と蓄電の回数がその分増えるということなので、バッテリーの消耗は激しくなります。

普通のバッテリーよりも交換サイクルが短くなることは十分にあり得ます。

ちなみに、昔のクルマでは、エアコンとカーオーディオくらいしか付いていない車ではバッテリーは5年くらいもったのですが、電動ドアとかヒーターとか電装品が多いミニバンではバッテリーの寿命は1年くらい、ということもありました。

アイドリングストップ機構は、バッテリーの他にもエンジンの再始動を確実に、しかも何度も行なっても故障しないように、従来の部品よりも高価になっています。

そのための価格の上昇分は、アイドリングストップによる燃費の向上によるガソリン代で元が取れるのか?という議論もありました。

いずれにしろ、アイドリングストップはバッテリーを確実に消耗させます。

渋滞しがちの市街地ではアイドリングストップをオフにした方が、バッテリー交換代を含めると結局はお得になるのではないでしょうか?









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